2014年3月8日土曜日

奈良の旅人エッセイ-36-「わたしの奈良」

「わたしの奈良」        

 私のパソコンのお気に入りブログには 奈良倶楽部、雑賀さん,鉄田さん、かぎろいさん、エミリンさんが入っている。
 朝、小さな薬局を開くと、来客のあるまで新聞を読み、お嫁さんが毎週アップしてくれる孫たちの写真や動画を楽しみ、そのあと、ゆっくりお気に入りを読みながら気持は奈良にとんでいるのである。
 そんなに奈良が好きならソムリエ検定を受ければどうですか、と勧められたので検定のテキストを買って、お勉強を始めたけれど、段々何十年前の受験生の気分になってきた。私の本来の奈良への思いと根が異うことに気が付いた。
 私を奈良にひきつけたのは古事記、万葉集だった。古人がどういう風景の中で暮らし、政治を行い、恋を語り、闘争があったのか、少しでも肌で感じたいと思う。奈良には嬉しいことにその名残がある。
 古都ファンには京都派と奈良派があるという人がいる。私はどちらも好き。仲のいい友や同窓の友との集いは京都が選ばれることが多いし沢山の思い出もある。 観光性の違いだろうと気が付いた。 奈良は同じ興味、意識をもっている人としか楽しめない。私は今は家の中で二人っきりになった夫と奈良の楽しみを共有できて幸いだった。
 テーマをもてばどんどん奈良にはまる。そこにソムリエの方々や奈良を心底愛しているブログの方々のおかげで私はその下敷きをもって次の奈良行きを今日も計画している。


広島県在住M.K.様 女性