2014年2月24日月曜日

奈良の旅人エッセイ-24-「私の奈良旅」

「私の奈良旅」

 私が初めて奈良に行ったのは、2011年です。
そのときは8才で、「奈良に行くよ」とママに言われて思いついたのは、“お寺”と“阿修羅さん”でした。奈良でお寺やお大仏様を観て、「昔の人はどうしてこんなにうまくお顔とか彫れるのかな?」と思いました。
  私は、元々旅行に行くのが好きじゃなかったけど、お寺やお大仏様が気に入ったので、「また行ってみたい!」と思いました。ママやパパも奈良が好きになったので、それから毎年、奈良に行くようになりました。私が特に好きなのは阿修羅さんです。阿修羅さんは1度、東京で観たことがあって、うまく言えないけど、 魅力を感じました。奈良でみたら、「やっぱり1番!」と思いました。去年、奈良に行ったときは、(言いにくいことだけど)東大寺や唐招提寺のお大仏様がみんなユラユラ動いて見えたので怖かったです。でも、1つだけ良かったことは、阿修羅さんが私にほほえんでくれたような気がしたことです。それでとても嬉しくなって、その日は特に楽しかったです。
 お寺と神社はなにがちがうんだろう。私は神社よりお寺のほうに興味があります。お大仏様にも一人 ひとりちがっていろんな像があります。お大仏様やお寺には作った人たちのたましいがこめられていると思います。だから本当に生きているかのように見えて人の心を動かす力があるのだと思います。お寺には不思議な力があると思います。
 私が一番気に入っている風景は、東大寺の二月堂から見る夕焼けです。ピンク、オレンジの空や雲が心をいやしてくれます。大きなぼんぼりやろうそくの光も綺麗です。
  次のお気に入りは明日香のサイクリングです。明日香でサイクリングをすると、坂をこぐのが大変で疲れるけど、東京ではみたことのないいろんな物があって、 興味がわいてきます。「どうして昔の人は古墳がお墓だったんだろう?鬼のせっちんとまないたはなんだったんだろう?」など、たくさん疑問がわいてきます。
 その次のお気に入りは奈良倶楽部のおふとんです。ふかふかで寝やすいからです。朝の食事も、嫌いなものも少しあるけど美味しいです。
 ママは今年も奈良に行くと言っているので、私も行きます。今度はどんなことがあるか楽しみです。

東京都在住 W.H.様 10歳 女性